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オンライン会議のカメラ、基本オン?必要な時だけオン?

編集部ガイド状況に応じた考え方や提案を紹介します。編集部の整理は、正解を示すものではありません。

オンライン会議のカメラは、初対面や少人数の相談など表情が大事な場面では基本オン、大人数の説明会や資料共有が中心の会議ではあいさつと発言の時だけオンにするのが目安です。職場に決まりがなければ、どちらを選んでも失礼ではなく、オフにするときに一言添えれば十分に丁寧です。

RONTEN編集部の結論

少人数の対話はオン、聞く中心の会議は必要な時だけ

  • 初対面・少人数の相談・1on1:基本はカメラオン
  • 大人数の説明会・資料共有が中心:あいさつと発言の時だけオン
  • オフにするとき:最初にチャットで理由を一言

投票結果ではなく、編集部の整理です。みんなの選択はRONTENの投票ページで確認できます。

本棚の前の木の机に置かれたノートパソコン
本棚の前の木の机に置かれたノートパソコン
Photo: www.Pixel.la Free Stock Photos / Wikimedia Commons, CC0 1.0

カメラオフは失礼?

失礼とは限りません。会議の目的に合っていて、オフにする理由を一言伝えていれば、十分に丁寧な参加のしかたです。オン派は「顔を見せて反応を伝えること」を、必要な時だけ派は「内容に集中し、互いの負担を減らすこと」を大事にしています。

カメラをオンにすると、うなずきや表情が伝わり、発言のタイミングもつかみやすくなります。特に初めて話す相手とは、顔が見えることが安心感につながります。一方で、自宅の様子が映ることや、身だしなみへの気づかい、通信量の負担を感じる人もいます。聞くことが中心の会議なら、映像がなくても参加の質は大きく変わりません。

ノートパソコンの画面に2人の参加者が映るビデオ会議
少人数の会議では、顔が見えると話しやすい
Photo: Project Kei / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0

なぜカメラの考え方が分かれるの?

オンライン会議が、オフィスの会議室と自宅という私的な空間をつなぐものだからです。カメラは「会議に参加している証」であると同時に、「自分の生活空間を見せること」でもあります。この二つの重さの感じ方が、人によって違います。

ノートパソコンの上部に取り付けたウェブカメラ
ノートパソコンの上部に取り付けたウェブカメラ
Photo: Sushiflinger / Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0

国土交通省の令和7年度テレワーク人口実態調査によると、雇用型テレワーカーの割合は25.2%、直近1年間のテレワーク実施率は16.8%でした。コロナ禍後は減少が続いていましたが、この調査で増加に転じています。オンライン会議は一時的なものではなく、日常の働き方として定着しつつあります。だからこそ、カメラの扱いを「その場の空気」任せにせず、場面ごとの目安を持っておくことが役立ちます。

「カメラは必ずオン」と求めるのは問題ない?

業務上の必要がないのに、どんな時もオフを認めないのは、行き過ぎになり得ます。国の資料でも、カメラの常時オンの強制は配慮が必要な点として取り上げられています。

国土交通省の令和7年度調査でテレワーク実施率16.8%、国家公務員のテレワークガイドラインはカメラオフを一切認めない過度な監視をハラスメントになり得る例に挙げる、厚生労働省の手引きで映像の常時接続をやめた企業の例
オンライン会議とカメラをめぐる事実(国土交通省・内閣官房・厚生労働省の資料をもとにRONTEN編集部作成)

内閣官房内閣人事局・人事院の「国家公務員におけるテレワークの適切な実施の推進のためのガイドライン」は、テレワーク特有のハラスメントになり得る言動の例として、「いかなる時もカメラをオフにすることを許容しないなどの過度な監視」や「服装や部屋の映り込みなどを通じて私生活に踏み込む発言」を挙げています。厚生労働省の「テレワークにおけるメンタルヘルス対策のための手引き」でも、当初は映像を常時接続していたものの、自宅を映したくないという声などを受けてやめ、場面に応じてツールを使い分けるようにした企業の事例が紹介されています。

もちろん、面接や商談など、顔を見せることに業務上の意味がある場面もあります。大切なのは、「なぜこの会議でカメラが必要か」を共有しておくことです。

会議別に見ると、どうするのが自然?

「双方向の対話か、一方向の説明か」で分けると選びやすくなります。対話が中心なら顔が見えるメリットが大きく、説明を聞く会議なら必要な時だけオンでも困ることはほとんどありません。

初対面や面接はオン、1on1や少人数の相談はオン、定例はチームの慣習に合わせる、大人数の説明会はあいさつと発言時だけ、通信が不安定ならオフで一言
会議別の目安(RONTEN編集部の整理)

チームの定例など慣習がある会議では、まず周りに合わせ、迷ったら最初の数分だけオンにして様子を見るのも一つの方法です。主催者側なら、冒頭で「今日はカメラ自由です」「顔合わせなのでできればオンで」と一言示すと、参加者が迷わずに済みます。

オフにするときの一言は?

「オフにする理由」と「発言時はオンにするか」を短く伝えれば十分です。黙ってオフにするより、チャットで一言あるだけで、相手は「参加はしている」と安心できます。

回線が不安定なためカメラオフで参加させてください、周りに人がいるため発言時以外はオフにします、聞く中心の会議なのでカメラはご自由に、などの例
カメラをオフにするときの一言の例(RONTEN編集部作成)

よくある質問

背景が気になってオンにしにくいときは?

多くの会議ツールには、背景ぼかしやバーチャル背景の機能があります。自宅の様子を映さずにカメラをオンにできるので、試してみる価値があります。

自分だけオンだと気まずい?

気まずく感じる必要はありません。発言する人がオンにしているだけでも、会議の雰囲気はやわらぎます。周りがオフなら、自分も発言時だけオンに合わせても自然です。

上司に「カメラをオンに」と言われたら?

業務上の理由があれば従うのが基本ですが、通信環境や家庭の事情でつらい場合は、理由を伝えて相談してみましょう。背景ぼかしや発言時のみオンなど、折り合いのつけ方があります。

食事をしながらのランチ会議では?

食べている姿を映すのが気になるなら、食事中はオフにして、話すときにオンにする方法があります。最初に「食べながら失礼します」と一言あると自然です。

まとめ:会議の目的に合わせて、オフなら一言

オンライン会議のカメラは、対話が中心なら基本オン、聞くことが中心なら必要な時だけオンが目安です。どんな時もオンを求めるのは行き過ぎになり得ますし、オフにするなら一言添えるのが気づかい。会議の目的と相手との関係から、ちょうどいい使い方を選びましょう。

この論点のポイント

  • カメラオフは失礼とは限らない。会議の目的に合わせ、オフなら一言添える
  • カメラは「参加の証」であり「生活空間を見せること」でもある
  • 国のガイドラインは、カメラオフを一切認めない過度な監視をハラスメントの例に挙げている
職場に決まりがないときの目安:初対面や少人数の相談は基本カメラオン、大人数の説明会や資料共有が中心ならあいさつと発言の時だけオン、オフにするときは最初にチャットで一言
オンライン会議のカメラの目安(RONTEN編集部作成)

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